福井県立恐竜博物館の見どころ紹介!大迫力のティラノサウルスに大興奮
福井県といえば恐竜。そして、恐竜化石の宝庫して全国的に有名なのが、福井県勝山市にある「福井県立恐竜博物館」です。
カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢恐竜博物館と並び、世界三大恐竜博物館の一つに数えられ、2000年7月のオープン以来、国内外からたくさんの人々が訪れています。
地元の人はご存じの方が多いと思いますが、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」では、この福井県立恐竜博物館が監修など全面協力しており、とても注目を集めていました。
今回は、そんなスゴイ福井県立恐竜博物館の魅力に迫りつつ、見どころを詳しく案内していきます。そのほか、アクセス情報や料金、開館時間などの詳細もお伝えします。
※現在【予約制】となっており、入館には予約が必要ですので、ご注意ください。
銀色のドームが目印の福井県立恐竜博物館
福井県勝山市に入ると、さすが恐竜の町とあって、道路沿いに恐竜のモニュメントなどが増えてきます。
福井県立恐竜博物館の目印は、見たらすぐにわかる“銀色のドーム”です。
このドームが見えたら、博物館まであと少しです。
実はこの建物の設計は、建築家の黒川紀章(くろかわきしょう)さんという人。
日本を代表する建築家の一人で、建築界のノーベル賞とも言われるフランス建築アカデミーのゴールドメダルを受賞した人物なんです。
恐竜博物館はドーム型の建物で「無柱空間構造」になっており、建物の中の全ての空間を展示のために活用できるダイナミックな構造です。
ぜひ建物自体の素晴らしさにもご注目いただけたらと思います。
最初から大はしゃぎ♪エントランスホールから展示室へ
エントランスホールにて手続きを済ませたら、そこから展示室へ向かいますが、入口から展示室への長距離エスカレーターにまずビックリします。
なんと長さ33m!
エスカレーターでゆっくり下っていると、まるで過去へタイムスリップしているような感覚になるでしょう。
このエスカレーター、子どもは確実に大はしゃぎします(笑)
そして、エスカレーターから降りて展示室へ向かう途中、最初に通るのが「ダイノストリート」です。
壁にアート作品のように化石が並んでいて、歩きながら鑑賞できるようになっています。ここからまだまだ先は長いので、1つ1つをじっくりと見過ぎないようにご注意を。
「恐竜の世界」動くティラノサウルスに大興奮!
恐竜博物館の1階、展示室の「恐竜の世界」ゾーンに入ると、まず最初に目に飛び込んでくるのが、動くティラノサウルスです。
福井県立恐竜博物館の象徴ともいえる存在で、展示室の中央でひときわ目を引くティラノサウルスのロボット。
大きさは全長7.2メートル!
実物の2/3スケールのとされていますが、それでもデカい!
皮膚の質感がとてもリアルで、その動きと「ウォ~~~」という低い唸り声がまるで本物のように感じます。
今にも襲い掛かってきそうな迫力に子供たちも大興奮のポイントです。
ティラノサウルスの雰囲気は、次の動画がとても分かりやすく参考になると思います。
44体もの恐竜全身骨格や巨大ジオラマに圧倒される
恐竜博物館では、竜盤目・鳥盤目あわせて全部で44体もの恐竜全身骨格が展示されています。
さまざまな種類の恐竜たちが一堂に並ぶ姿は、まさに圧巻!
「恐竜ってこんなに大きかったんだ~」と、恐竜の大きさやその迫力にドキドキすること間違いありません。
中国四川省の中生代の情景を実物大に再現した巨大ジオラマもすごい迫力です。
対面スクリーンのダイノシアターでは、失われた恐竜時代を体感することができます。
大きな画面に挟まれながら観賞していると、自分が恐竜たちの世界に迷い込んだかのような錯覚におちいるかも。
地味だけどつい見てしまう化石クリーニング室
福井県立恐竜博物館には「化石クリーニング室」といって、化石クリーニングの作業をする部屋があり、それをお客さんが観察できるようになっています。
化石は、発見された時には岩の中に埋まっているので、化石の周りには余計な岩(石)がくっ付いてしまっているのです。
この化石の周りの岩を取り除く作業のことをクリーニングといい、福井県立恐竜博物館の化石クリーニング室でその作業を見ることができるんです。
近づいてじーーーっと見ていると、数種類のペンタイプの機械を使い、化石を傷つけないように丁寧に作業している様子がわかります。
こういった地道な作業が恐竜研究の進歩につながっているんだな~と実感していただけるでしょう。
とっても地味な作業風景ではありますが、ついつい見入ってしまう何ともいえない面白さがあります。
他にも、
「地球の科学」…地球科学の歴史・陸域と海の堆積物・堆積物に埋積された化石・地球を構成する岩石・鉱物や宝石などなどを系統的に展示している。
「生命の歴史」…生命が海に現れ地球環境を変えていった歴史・脊椎動物の誕生と繁栄の歴史・陸上に進出した脊椎動物と植物の関わりの歴史などを時系列にそって展示している。
「ダイノラボ」…アンモナイトの化石に触ったり、化石を使ったクイズを楽しむことができる等、参加体験型の展示をしている。
「ダイノギャラリー」…恐竜に対する関心を高め、理解を深められるよう、著名画家が描いた恐竜画の原画やリトグラフ、精巧に復元された恐竜模型の数々を展示している。
「ビデオライブラリー」…展示では触れられなかった内容や研究の様子、研究者のインタビューなどを、映像を通して鑑賞することができます。
「恐竜図書室」…恐竜や地質・古生物学に関する図書を備えた場所。子どもと一緒に絵本を楽しむこともできます。
などなど、魅力的な展示がたくさんあります。
ぜひ恐竜博士と一緒に記念撮影しましょう
福井県立恐竜博物館に行ったら、帰る前に博物館の屋上へ行ってみましょう。
そこにダイノベンチと呼ばれる長椅子があるのですが、恐竜の“恐竜博士”が座っていますので、ぜひ恐竜博士と一緒に記念撮影してください。
恐竜博士は、丸ぶち眼鏡に白衣を着ています。右手には恐竜の専門書を、左手には鳥脚類ヒプシロフォドンの頭骨を持っています。足はちゃんと3本指に。
知的で思慮深い恐竜博士とのとのワンショットは、福井県立恐竜博物館に行った一番の思い出になるかもしれません。
福井県立恐竜博物館についての詳細は次の動画が分かりやすいです。良かったらチェックしてくださいね。
福井県立恐竜博物館のお食事やランチ情報
「福井県立恐竜博物館では、どこかで食事ができる?」という部分が気になっている方も多いと思いますのでご紹介します。
DINO CAFE(ディノカフェ)
まず、恐竜博物館内にあるのがレストラン「DINO CAFE(ディノカフェ)」です。
このレストランは恐竜にちなんだオリジナルメニューが豊富で、見ても食べても美味しいメニューが満載です。
かつ丼やハンバーグやカツカレーなど、ガッツリ目に食べたい人も満足できるメニュー内容ですし、おそばなど軽めに食べたい人も満足できるでしょう。
「甘口キッズカレー」などお子様向けのメニューも充実しているので、老若男女問わず美味しく食事をとれると思います。
ちなみに混雑時は2時間以上待つこともあります。
ここでのお食事を希望するなら、待ち時間を確認して予約したうえで、館内を回ったりすることをオススメします。
ザウルスキッチン
また、恐竜博物館前の「ジオターミナル」内にも「ザウルスキッチン」というレストランがあります。
「ジュラMOCOプレート」「モササウルスDEピタパン」「SAURUSカレーセット」など、恐竜にちなんだメニューが豊富に用意されています。
福井県立恐竜博物館のお土産はディノストアで♪
福井県立恐竜博物館でお土産を買うなら、ミュージアムショップ「ディノストア」が利用できます。
福井の恐竜たち「フクイラプトル」「フクイサウルス」などのグッズをはじめ、このショップでしか手に入らない恐竜博物館オリジナルグッズが揃っています。
フィギュアや化石のレプリカ、パズル、お菓子、本、箸、アパレルなど、恐竜ファンなら欲しくなるものがいっぱいです。
ちなみに、先ほど紹介した恐竜博物館前の「ジオターミナル」内でも、お土産を買うことができます。
福井県立恐竜博物館の詳細
名称 | 福井県立恐竜博物館(フクイケンリツキョウリュウハクブツカン) |
所在地 | 〒911-8601福井県勝山市村岡町寺尾51-11 |
開館時間 | 9~17時(入館は16時30分まで) ※GWおよび夏季繁忙期は8時30分~18時(入館は17時30分まで) |
休館日 | 第2・4水曜日(祝日の時はその翌日、夏休み期間は無休) 年末年始(12月29日から1月2日、ただし2021年度は12月30日と1月2日は特別開館です。 展示替えや施設の点検のため臨時に休館することがありますので、HPまたはお電話でご確認ください。 |
交通アクセス | えちぜん鉄道勝山駅からコミュニティバスにて約15分、またはタクシーにて約10分 中部縦貫自動車道勝山ICから車で約10分 |
駐車場 | 1500台 |
料金 | 小・中学生:260円(団体210円) 高・大学生:420円(団体320円) 一般:730円(団体630円) 未就学の幼児、70歳以上の方:無料 |
電話番号 | 0779-88-0001 |
ホームページ | https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/ |